ここが奈落です

ただいま、ただいま。あの頃のわたし。

 

毎日毎日苦しくなってしんどくなって、ふとした瞬間に涙が溢れてきます。思い返す頃は幸せだったと感じるのに、生きている今この瞬間がこんなにも辛いのはなぜでしょう。

やさしい人を目指してきたから、やさしい人に惹かれ続けて、やさしくない、想像力のない人の刃がやたら鋭利に心に食い込むようになって、人生で一番生きづらさを感じています。

辞めたいし、逃げたいし、向き合いたくないのに毎日毎日体を引きずって出勤しているけれど、涙は溢れる一方です。

 

わたしにも「西の魔女が死んだ」のおばあちゃんちのような、魂の安息場所があったらいいのに。初めてあの本を読んだ時は、結局おばあちゃんに魔女の力があったかどうかに意識を取られてしまっていて、全く感動しなかったのだけれど、社会人になった今はページをめくるごとに涙が溢れてしまう。

あんなおばあちゃんになりたい、なりたいは正しくない。導かれていたい、自分を好きな気持ちを大切にして、強くただしく生きたい。

 

完全な、完全な一人きりじゃないから大丈夫。

すがって、頼って、話しているうちに動けなくなって、困られせてばかりの私を今日でおしまいにする。

辛いけど、しんどいけど、ちゃんと向き合って、丁寧に考えて、意思を持って、行動して前向きな未来に近づくために、続ける、努力を。自分が後何百回嫌になったとしても、続けていけばきっと今以上に好きになれる。

そうして何度だってあの人に言う、いつだって味方でいてくれてありがとうって。