眠れない4月
どうせ続きもしないのに、4月1日と聞くと何か新しいことをしたくなる。今年は家計簿アプリをいれてみた。今日だけで1万7千円も使ってしまっていた。
いつまで続くことやら。
しばらく休みをとれそうもないから、気合入れているみたいでいやだけれど美容院に行ってきた。担当のお兄さんは相変わらずツッコミづらいボケばかり飛ばしてくるけれど、腕は確かだからもうあそこに通うのも5回目だ。ちょこちょこと日用品を新調して、帰りは全部歩いて帰ろうなんて、私はちょっと新年度に浮かれていた。確かに。
帰り道にはたくさんの新入社員と思しきリクルートスーツがうようよしていた。
(もうほんと馬鹿みたいに)きらきらしていた。
今日が入社式なのかな。それとも明日なのかな。どちらにせよまだまだしばらく羽目なんて外せないだろうね(かわいそう)
人生は楽に生きていくのが一番だ。そう思えるようになったのはいつ頃だろう。
きれいな石をなくしたところで私はまだまだ生きているのに。
春はいつだって覚えていたい。
春は息が詰まる。
無常に訪れる3月も、新しいことだらけの4月も。
あんまり、あんまり、好きじゃない。
嫌いじゃないけど、好きじゃない。
これを書いている今でも信じられない別れが今年もやってくる。珍しく夏に出会った人だから、夏に別れるんじゃないかと勝手に思ってた。遠く離れてしまうわけではないけれど、決してもう今までの距離ではいられない。
さみしい。正直にすごくさみしい。
もっといろいろなことを教わりたかった。もっとあの人のために働きたかった。本当の支えになりたかった。
朝が来てほしくない。
どうしようもないことだけれどあまりに急すぎて、吐き出し切れていない。いろんな言葉が体の中で生まれては、乾いてからからと積もっていく。
ちゃんと整理をしなくちゃ、いつか。
今はただ騒がせて。