ここが奈落です

ただいま、ただいま。あの頃のわたし。

 

毎日毎日苦しくなってしんどくなって、ふとした瞬間に涙が溢れてきます。思い返す頃は幸せだったと感じるのに、生きている今この瞬間がこんなにも辛いのはなぜでしょう。

やさしい人を目指してきたから、やさしい人に惹かれ続けて、やさしくない、想像力のない人の刃がやたら鋭利に心に食い込むようになって、人生で一番生きづらさを感じています。

辞めたいし、逃げたいし、向き合いたくないのに毎日毎日体を引きずって出勤しているけれど、涙は溢れる一方です。

 

わたしにも「西の魔女が死んだ」のおばあちゃんちのような、魂の安息場所があったらいいのに。初めてあの本を読んだ時は、結局おばあちゃんに魔女の力があったかどうかに意識を取られてしまっていて、全く感動しなかったのだけれど、社会人になった今はページをめくるごとに涙が溢れてしまう。

あんなおばあちゃんになりたい、なりたいは正しくない。導かれていたい、自分を好きな気持ちを大切にして、強くただしく生きたい。

 

完全な、完全な一人きりじゃないから大丈夫。

すがって、頼って、話しているうちに動けなくなって、困られせてばかりの私を今日でおしまいにする。

辛いけど、しんどいけど、ちゃんと向き合って、丁寧に考えて、意思を持って、行動して前向きな未来に近づくために、続ける、努力を。自分が後何百回嫌になったとしても、続けていけばきっと今以上に好きになれる。

そうして何度だってあの人に言う、いつだって味方でいてくれてありがとうって。

 

 

舞い戻る夏

帰省のようなものです。

 

ただいま、ただいま。相変わらず言葉は拙いけれど読み返してみると思っていたより酷くない。無理矢理に飾り付けて、洗練しました、感はあるけど私らしいっちゃ私らしい。

私が不慮の事故で死んでしまった時に備えて、少しまとめておかないとなあ。私の日記にはあの人の影が多すぎる。その癖あちこちに散りばめられている。思い切って捨てないと、美しく去れないな。それはあまりにもかわいそう。残す人にとって。

 

結局夜が好きだ。朝の光も夕方も好きだけど、人の心がむき出しになるのは夜だけだ。

洗われたものも綺麗だけど、不器用に煌めいた心はもっと魅力的だ。

 

 

うつくしくなれ

揶揄われた私を待っててくれたあの子のように、優しい人の優しさは忘れられない。

 

直接お礼も言えなかったし、

メールするのもはばかられて、

なにも伝えられないままだったけど、

ほんとほんとに感謝してます。

 

あなたみたいなひとに

手を差し伸べられる人に私はなりたい。

葛藤も色々とあるでしょうが

願わくば

あなたの行く末に幸がありますように。

 

 

いつか消える苦しみに

ぼーっとしてたらなんだか考えこんでしまう。負けず嫌いな、わたし。

第一志望の大学に落ちたのは、挫折といえば挫折だったけど、負けたのが悔しいだけで、そこで学べなかったことをあまり残念とは思わなかった。周りの友達も学びの愉しさを見い出せたひとも全くと言っていいほどいなかった。大好きなあのこも、講義中に公務員試験の勉強をしていた。今思うと、ああこんな今更思っても遅いのだけれど、わたしは悲しかった。楽な方向へ楽な方向へ流れようとする人達を見ているのが。自分で見出すことができた発見をいつも小さな宝物のようにしていた私と同じ喜びを持ってくれるひとはいなかった。あいつは馬鹿でだらしなくて快楽的だったけれど、その点では近い思いを抱けていたことを嬉しく思っていた。

孤独は辛い。努力家は孤独だと思う。

私は孤独になりきれなかった。

はみ出すことは出来なかった、今からでも遅くないかな、自分のやりたいように生きられるかな。

人を嫌いになって、見放してもいいのかな

同じ思いを何度も

報われない一生

 

でもやめる勇気もない

ほんの少しでも長く一緒にいたいと思う。

でもわたしは苦しい

苦しくて苦しくて一人眠れない夜にあの人は何を考えているのか知りたい。一人で勝手に苦しくなって泣いて、追い詰めて、泣いて、本当に馬鹿みたいだ。

 

きっとたぶんもうしあわせな時間は訪れない。一緒にいる時だって、離れている時だって、たぶんあの人は満たされて、わたしはすり減らして、それがもうこれからずっと続くんだ。

はやくやめたらいいのにやめられない。

独り占めしていたい。

あの人の心に居座り続けたい。

少しでも長く気を引きたい。

 

なんてなんてなんて不毛な恋

人肌恋しくなる季節だと

いつも馬鹿な私は嘯く

 

二人と一匹暮らしは思ったより窮屈ではなかったけれど、好き勝手にひとりの殻に閉篭もる時間は少なくなった。

徒然なるままに気持ちを吐き出していたあの頃より、私は少し物分かりが良くなって気がきくことを誇りとして、愛想が欠けている人が嫌いになった。人を嫌うということは、こんなにもパワーが必要で、時には自分を少しずつすり減らさざるを得ないことを私はこの歳になってやっと知った。

 

やはりこんなにも心地いいひとりでいる時間は。思ったことを思いつくままに綴れる時間は。

今の私を占めているのはあの人のことと仕事のこと。その他はきっと4%にも満たない。

あの人が好きだ。寂しい夜は一緒に寝て、朝起きてダラダラして、ご飯を食べて、出掛けて、もう一度だらだらして、また眠りにつくまでを何度描いても足りないくらい、本当はずっとあの人と一緒にいたい。

叶わない。

それはわかってる。

物分かりは悪くない。

でも夢見るくらいさせてほしい。

 

あの人は優しい。私の子どもっぽくて、気分屋で我儘な性格は助長される一方だ。甘やかして甘やかして甘やかされつくされてる。

いつも大事にしてくれる。満たしてくれる。

だから私は少しずつ一歩先を求めてしまう。

あの人のせいだということに今はしている。

ああ泣きそうだ。

となりのひとの香水がいい匂い。

毎日は抱かれなくなったことだし、解禁しようかな。

あの人にあいたい。

 

続かない人と書けない人

blogを書くことが好きだったのか、blogの世界が好きだったのか。

果たして自分にしか意味の分からないあれはblogだったのか。

今となっては?今となってもわからないけど、昔は今の数倍文章を書いていた。考えなくても指は動いていたし、残したい思いは山ほどあった。決して何か論理的な思考を残したいわけじゃなくて、単なる記録。その時考えていたことの。

今はどうして指が進まないんだろう。

あの時より今の方がよっぽど毎日感傷的で、あけすけなのに。

大人になったわけでもないのに。

振り返りたくもないからかな、毎日を。単調すぎるからかな、学生時代と比べて。

一人暮らしで自分の時間が持ちにくいからかな。

理由は見つけようと思えばいくらでも出てくるんだろうな。

嗚呼、このパソコンは会社のパソコンに比べてぺしゃぺしゃだからうちにくい。いつか慣れる日がくるといいかな。

 

きっとこの世界のどこかでキチンと生きているあなたへ。

あいをこめて。